「高校からイギリスで学ばせたい。でも、日本の大学受験や卒業資格はどうなるのだろう」。高校留学を考えるご家庭から、よくいただくご相談です。
イギリスには、日本の高校と同等の卒業資格を取得しながら、3年間を過ごせる学校があります。この記事では、日本からイギリスの「在外教育施設」に入学するという選択肢について、ロンドン近郊にある帝京ロンドン学園がご案内します。
在外教育施設とは
在外教育施設とは、海外で日本の子どもたちが日本の教育を受けられるように設けられた学校です。小学部・中学部が中心の「日本人学校」のほか、日本の学校法人などが海外に設置した「私立在外教育施設」があります。
高等部をもつ私立在外教育施設のうち、文部科学大臣の認定を受けた学校を卒業すると、日本の高校を卒業したのと同等の資格が得られます。日本の大学の一般入試も、日本の高校生と同じように受験できます。
帝京ロンドン学園は、1989年にイギリス・バッキンガムシャー州に設立された私立在外教育施設です。ロンドン中心部から約40分、ヒースロー空港から車で約20分の、「グリーンベルト」と呼ばれる緑の保護地域にあります。日本の学習指導要領に沿った授業を行い、卒業すると日本の高校卒業と同等の資格が得られます。
現地の学校への留学との違い
イギリスでの高校留学には、大きく分けて、現地の学校(寄宿学校など)に入学する方法と、在外教育施設に入学する方法があります。どちらが合うかは、お子さまの英語力や卒業後の希望によって異なります。
| 現地の学校 | 在外教育施設(帝京ロンドン学園) | |
|---|---|---|
| 卒業資格 | イギリスの資格(GCSE、Aレベルなど) | 日本の高校卒業と同等の資格(IBディプロマも取得可能) |
| 授業の言語 | 英語 | 日本語が中心。英語の授業も充実 |
| カリキュラム | イギリスのカリキュラム | 日本の学習指導要領+学園独自のプログラム |
| 入学時の英語力 | 高い英語力を求められることが多い | 入学後に伸ばしていくことができる |
| 日本の大学への進学 | 帰国生入試など(条件は大学ごとに異なる) | 一般入試、推薦、総合型選抜などを日本の高校生と同じように受験、条件により帰国生入試(IBDP取得者はIB入試 |
帝京ロンドン学園では、日本の教育を土台にしながら、イギリスでの生活を生かした独自の英語教育、現地校との交流、ホームステイ、職場体験などを通して、英語力と国際感覚を身につけていきます。「英語も大切だが、日本の大学への進学も視野に入れたい」というご家庭に合う選択肢です。
日本から入学する生徒の生活
日本から入学する生徒は、学園の敷地内にある寮で生活します。寮はもう一つの家であり、そこで暮らす仲間と教員はもう一つの家族です。
個室の寮と安全な環境
寮はすべて個室で、食事は食堂で3食用意しています。敷地内はセキュリティースタッフと防犯カメラにより、24時間安全が守られています。教員の見守りのもとで、夜には学習時間を設けています。
体調を崩したときは、養護教諭が対応し、必要に応じて病院にも付き添います。慣れない海外での受診も、日本語で相談できる教員がいるので安心です。
日常の中の英語
英語の授業に加え、日々の生活の中で自然に英語に触れます。1年生は全員が6月に1週間のホームステイをし、イギリスの家庭の日常を体験します。現地校との交流や職場体験もあります。
週末と研修旅行
金曜日の夜には、学園がスーパーマーケットへのバスを出しているので、日用品の買い物ができます。
週末にはロンドンへの外出もできます。最初は先輩と一緒に出かけ、電車の乗り方や街の歩き方を身につけます。慣れてきたら、複数人で行動することを条件に、生徒だけで出かけられるようになります。少しずつ自分で行動できる範囲を広げていくことが、自立への一歩になります。
また、3年間でヨーロップ6か国を訪れる研修旅行では、事前に学んだ文化や歴史を、実際に自分の目で確かめます。
学園の施設
広い敷地内には、約110年前に建てられたマナーハウス、教室棟、天然芝のグラウンド、体育館、温水プール、トレーニングジムなどがあります。詳しくは寮生活のページと寮生・通学生の1日でご覧いただけます。
卒業後の進路
卒業生は、日本の大学、海外の大学、帝京大学へと、それぞれの希望に応じた進路に進んでいます。
- 帝京大学への進学:基準を満たした生徒は、帝京グループの大学に進学できます。その権利を保持したまま、他大学を受験することもできます。
- 日本の大学:学校推薦型選抜や総合型選抜などで、イギリスでの経験を生かして受験します。進路指導チューター制度による面接練習や志望理由書添削に加え、模試、英検やIELTSなどの資格試験で、受験を支えています。IBDP取得者はIB入試も利用可能です。
- 海外の大学:IBディプロマプログラムを修了すると、イギリスをはじめとする海外の大学にも出願できます。
これまでの主な進学先には、立教大学、同志社大学、キングス・カレッジ・ロンドン、ダラム大学などがあります。年度ごとの実績は進学状況のページでご覧いただけます。
※日本から入学した生徒が帰国生入試を受験できるかの出願条件は大学ごとに異なります
入試と入学までの流れ
入試は日本国内(東京)で受験できます。受験のためにイギリスへ渡航する必要はありません。
- 学園説明会・個別相談:日本での対面説明会やオンライン個別相談で、学園の様子や入試について詳しくご案内します。学園訪問も随時受け付けています。
- 出願:募集要項を確認し、出願します。過去問も学園のウェブサイトで公開しています。
- 入学試験:日本では、帝京大学の霞ヶ関キャンパスと板橋キャンパスで受験できます。推薦入試と海外入試はオンラインで実施します。
- 入学手続きと渡航準備:合格後本学園が学生ビザに必要な書類を発行しビザ申請をサポートします
- 渡英・入寮:日本の新学期と同様の4月上旬添乗員同行のもと渡英、寮は個室で家具や食堂でも3食揃っていますので、スーツケースのみで入寮いただけます。
入試日程や募集要項は入試日程・募集要項・過去問のページ、学費と奨学金制度は学費・諸経費・奨学金制度のページでご覧いただけます。
よくある質問
Q. 英語が得意でなくても入学できますか?
授業は日本語が中心なので、入学時点で英語が得意でなくても、入学後に英語力を伸ばしていくことができます。入学までに英検3級を受験していただくことをお勧めします。
Q. 15歳で一人で海外に行かせるのが心配です。
寮はすべて個室で、教員が生活を見守っています。敷地内は24時間のセキュリティー体制です。少人数制のため、教員が一人ひとりの様子に目を配ることができます。学園内は24時間WiFi完備ですので、お子様と気軽にご連絡いただけます。
Q. 長期休暇には日本に帰国できますか?
年に3回の長期休暇は基本的に閉寮となるので、日本にご帰国いただきます。帰国せずに英国に残ってホームステイをする選択をするご家庭もございます。帰国の際、15歳の生徒にはヒースロー空港まで大人が同行します。
Q. どんなコースがありますか?
グローバルスタディーズコース、サッカーコースがあり、グローバルスタディーズコースからはIBディプロマプログラムも選択できます。各コースの内容はコース紹介のページでご覧いただけます。
まずは学園説明会へ
帝京ロンドン学園では、日本での対面説明会のほか、オンライン個別相談や学園訪問も随時受け付けています。イギリスでの高校生活について、お気軽にご相談ください。
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