高校2年生と3年生による「椅子」と「椅子のある空間」が完成しました。
コンセプトは生徒によるものです。


「作品タイトル」しずく
私の作品「しずく」は、水の一瞬のきらめきを形にした椅子です。水のしずくが落ちる瞬間の柔らかさや、包み込むような安心感を表すためにフェルトを使いました。モコモコとした丸みのある形の椅子がとても座りやすそうと思うほどかわいらしくできたと思います。周囲に配置したレジンで作った丸いパーツは、水面に広がる波紋をイメージし、空間全体が静かに揺れる雰囲気を作りました。そして、椅子にもレジンのパーツを付けることで、周囲に配置したレジンや空間に溶け込みやすくしました。
丸という形を多く取り入れることで、優しさやつながりを感じさせる空間を表現しています。
見る人が少し心をゆるめて、穏やかな時間を感じられるような場所を目指しました。


「作品タイトル」草籠
この作品では、リラックスできる空間をテーマに制作しました。椅子のデザインは、座ったときに安心感があり、心が落ち着く形を目指しました。 ボールチェアを参考に優しいフォルムを採用し、さらに籠や鳥の巣をイメージすることで、身体を優しく包み込むようなデザインにしています。 外側は紙ひもを風船に貼って張り子のように成形し、丸い外殻を作りました。
素材と形状の工夫によって、空間としても椅子としても、自然と落ち着くような「リラックスの場」を表現することができると思います。