IB数学探究(Mathematics IA)は、数学を実生活や興味あるテーマに結びつけて深く考察するレポートです。生徒は自分でテーマを選び、数学的なモデルや分析を通して問題を探究し英語で理系レポートを書きます。評価は、自分の身の回りの興味関心を課題にしているか、IBカリキュラムの数学の正確な使用、論理的な説明、そして批判的な考察がポイントです。レポートは推奨12~20ページで、図やグラフを活用しながら論理的に構成します。数学を「学ぶ」から「使う」へと発展させる、創造的な学びの機会です。
下記は生徒の取り組みの様子で、通学バスの停車場所を最適化させるために、2点間の垂直二等分線を応用したボロノイ図を使って、通学生の家の場所を調査し、全員の家から近い3箇所停車場所の提案を考えました。
ボロノイ図とロンドンでコレラが流行した事例などの関連も紹介し探究を進めていきました。(下記教科書より一部引用)。その過程で、生徒はグラフ描画ソフトや表計算ソフトも駆使します。

