先日のDP Biologyの授業実践に引き続き,今回はIB Visual artについて紹介します。
IB Visual artの特徴は以下のようになっています。
[多様なメディアと技法]
・生徒は、絵画、彫刻、写真、版画、映像、インスタレーションアート、デジタルメディアなど、さまざまなメディアと技法を学びます。
・自由に異なる技法を探索し、自分の芸術的な表現を広げることが推奨されます。
[創造性と批判的思考]
・創作活動だけでなく、他のアーティストや文化的背景、歴史、現代の視覚芸術に対しても批判的に考察する力を養います。
・作品を制作する際には、リサーチやアーティストの影響、個人的な意図やテーマに基づく計画を行います。
[カリキュラム構成]
・Comparative Study(比較研究)
異なる時代、場所、文化における芸術作品を研究し、それらの作品を比較分析します。これは生徒が他のアーティストや文化に対する理解を深め、視覚芸術における共通点や違いを発見するためのプロジェクトです。
・Process Portfolio(プロセスポートフォリオ)
自分の作品制作過程を記録し、アイデアや技術の発展、実験的な取り組みを示すポートフォリオです。ここにはスケッチ、試作品、研究、制作記録が含まれます。
・Exhibition(展示)
最終的な作品を展示し、意図やコンセプトを説明します。この展示は生徒が自ら選んだテーマに基づいて、自分の芸術的な声を表現するための最終成果となります。
〜担当者より〜
DP Visual artの授業ではジャーナルと呼ばれるA3スケッチブックを活用します。
授業を通して学んだ様々な作品や内容をジャーナルにまとめていきます。
ジャーナルには鉛筆でのスケッチ作品や絵の具で描いた作品、アーティストリサーチなどをまとめていき、最終的に自分の作品テーマや作品制作、外部試験用提出課題に役立たせていきます。
